危険なBBAには気をつけろ！

近所に危険なBBAがいる事は既に知っていた。


何しろ行動そのものが普通では無い。


俺や娘達はそのBBAの事を《ヘルレイザー》と呼んでいる。



「いいかい！ヘルレイザーには絶対に近付いてはいけないよ！」


「いいかい！ヘルレイザーとは絶対に目を合わしたらいけないよ！」

口癖の様に娘達に言っている。




あんなデンジャラスで極めてHPの高いBBAに娘達が襲われたら たまったものでは無い。



今回の日記の主人公であるヘルレイザー(BBA)が近くのアパートに越してきのは今から３年前の事だ。




ヘルレイザーの異常な行動として挙げられる事と言えば、

四六時中、エンジンのかかった車の中にいる事だろう。


しかも、春や秋の心地よい季節の日もエンジンをかけて閉めきった車の中にいる。←尋常では無いw

車の中で何かをしている訳では無く、寝ている訳でも無く、

エンジンをかけながら運転席に座っている。


俺は、ヘルレイザーが近くのコンビニの駐車場でシケモクを吸っている所を何度も目撃しているし、

通称、南町のジャック・スパロウと呼ばれているコジキと仲間だと言う事も知っている。


ジャック・スパロウは何もしなければ害は無いが、

体臭がこの世のものとは思えないぐらい強烈だ。





コンビニの店員達が一番恐れているのはヘルレイザーよりもジャック・スパロウが買い物に来る事だろう。



スパロウが出た店内は壮絶である。真冬にも関わらず入り口の扉を開けて空気を入れ換えている。

その光景を見れば、スパロウの凄まじさが良く分かるだろう。



ヘルレイザーが運転する車の助手席にスパロウが乗っているのを見かけた事があるが。

車の中の臭いは、我々の想像を遥かに超える臭いである事は間違いない。


まさにカリブの海賊であるw


ある時、玄関の鍵を締め忘れしまった事があり、ヘルレイザーが勝手に入ってきた事があった。

運悪く親父が出会してしまい。


男の悲鳴が鳴り響いた。



「ば、化け物だぁあああああ〜〜！！！！」



あんなに悲鳴を上げた親父を見たのは初めてだった。



だから玄関の鍵を締め忘れると、
お袋に めちゃくちゃ怒られる様になったのも、全てヘルレイザーのせいだ。


第２話につづく

コメント一覧(7)

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[7]ジェームス猫山さん

訂正 持った→盛った

何だから→何だか でした、、申し訳ない(´・ω・`)



[6]ジェームス猫山さん

さぁたん そう言えば こないだジャック・スパロウが国道沿いを歩ってたよ。髪の毛バッサリ切ったみたいで気が付かなかったけど間違いなくスパロウだった。何だから後ろから見るとダース・ベイダーみたいな髪型になってて笑ったw



[5]ジェームス猫山さん

寧々さん 返コメ遅れました…ほとんど実話です。少し話持ったけどw 男って自分を大きく見せる性質が有るんだよな、、大きく見せるのはオチソチソだけで良いんだけどね。バカだよなー



[4]さぁたん♪さん

最後のエピソードまではただの頭おかしい近所のオバチャンだったのに、不法侵入とかもはや犯罪者じゃんΣ＼(＼´ω｀)ｳｿｫ!?
猫さん一家が地獄に引きずり込まれないように祈っとくね（-人-）ﾅﾑﾅﾑ…




[3]寧々さん

実際の話ですか？
表現と名前が面白かった笑笑

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